KS-ROMスイッチャー

Amigaは、AmigaOSのコアとしてKickstartという名のROMを本体に持っています。
まぁ、昨今のPCが持つBIOSに近いものと言えます。

手元にあるAmiga500は、Kickstart(KS)-ROMのバージョンが「1.3」です。このバージョンはAmigaOSのバージョンと対になるので、AmigaOSも「1.3」となります。面白いことに、Amigaは専用チップやROMは全てソケット化されていて、上位版へのアップグレードが可能になっています。
※一部除く

でも今までROMやOSのアップグレードは行ないませんでした。理由は、動かなくなるゲームやデモが存在しているためです。もちろん機能的には上位バージョンの方が良いわけですが、その恩恵にメリットが無かったことが大きいですね。

ところが、その考えを吹き飛ばすネタが舞い込んできたため、一念発起してアップグレードを行うことにしました。

とはいえ、過去のゲームやデモが動かなくなるのはイヤなので、昔から存在していた「KS-ROMスイッチャー」の入手も考えていました。で、それを手に入れたものの....

動かない(;´Д`)。そもそもA600用らしく、マニュアルも無いのでトライエラーを数々試してみたものの、結局動作せず orz。


A500で使えるROMスイッチャーが入手できるまで、手元にKickstart2.05ROMは放置だな....と思った矢先、なんとROMスイッチャーを作った方が、その作り方を公開していました。
MI68も終わったことだし、トラブっても大丈夫!ってことでガシガシと工作してみました。

その結果は、

これです(゚A゚;)ゴクリ

ROMチップの上にROMチップを載せ、VCCラインを切り替えるという荒業! たしかに世にあるROMスイッチャーの作りはコレなんでしょうけど....。

そしてA500に実装(ソケットに押し込む)して、コワゴワしている自分を尻目に動作確認。

やったー! 2.0画面でたー(/・ω・)/

ちゃんとスイッチによりKS-ROMが切り替わることも確認! これでMEGA Typhoonを遊ぶ毎にKS-ROMの差し替えを行わなくて済む! 楽チンだー。でも「2.0」を使うのって、ホントこのゲームだけなんですよねぇ(ノ∀`)アチャー

あ、また謎のスイッチが1つ増えたぞ....(;´д`)トホホ